高耐久カーコーティングは「水の弾き方」で変わる?
1~3年後の実車から考える、ウォータースポット・水あか・花粉シミとの関係
皆さん本当にお久しぶりです!
今回はコーティングを施工したのに撥水が消えた?コーティングが取れた?と思われる方が非常に多いこと。
撥水をしないからダメなコーティングと間違った認識をされる方がいらっしゃいます。
世間では、撥水=最高!と思われていますが、実は・・・
ちょっと長くなりますが、最後までご覧いただけると幸いです。
カーコーティングを選ぶとき、
「撥水が強いコーティングがいい」
「水がよく弾くコーティングがいい」
「疎水タイプのほうが水シミが付きにくい」
このように、水の弾き方を基準に選ぶ方は多いのではないでしょうか。
確かに、施工直後の水弾きはコーティングの魅力の一つです。
しかし、カーコーティング専門店として実際の車両を長期間見ていると、もっと重要なのは、
「その水弾きが1年後、2年後、3年後に車の塗装をどのような状態にしているのか」
ということだと感じます。
今回は、札幌でカーコーティングを施工しているClear Riseの実車での経験をもとに、水の弾き方とウォータースポット、水あか、そして花粉シミとの関係について解説します。
そもそも、コーティングの「水の弾き方」には違いがあります
カーコーティングは、製品によって水の動き方が大きく異なります。
大きく分けると、
- 親水系
- 疎水系
- 撥水系
などがあります。
さらに撥水系の中でも、水滴がその場に残りやすいタイプと、水滴が非常に小さくなって滑るように流れていくタイプでは、実際のボディ上での水の動きは異なります。
施工直後であれば、どのタイプも非常にきれいな水弾きを見せることがあります。
しかし、「水を弾く=水シミができない」ではありません。
ここは非常に重要なポイントです。
水を弾くほど、本当に塗装は汚れにくい?
例えば、雨が降った後の車をイメージしてください。
ボディに水滴が残り、そのまま晴れて乾燥すると、水滴の中に含まれていた成分がボディ表面に残ります。
水そのものは蒸発してなくなりますが、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分、その他の微粒子などは残留します。
つまり、
水が付く
↓
水滴が残る
↓
水分が蒸発する
↓
残留物が残る
↓
水あか・スケールが蓄積する
ということが起こります。
そのため、単純に「水滴が丸く弾いているから安心」とは言い切れません。
ウォーターデポジットとウォータースポット
ここでよく混同されるのが、
ウォーターデポジットとウォータースポットです。
ウォーターデポジットは、簡単に言えば、水が乾燥した際に残ったミネラル分などの堆積物です。
一方、ウォータースポットという言葉は、こうした水滴跡だけでなく、長期間放置することで塗装面そのものに影響を与えた状態を指して使われることがあります。
初期段階では表面に付着した汚れとして処理できても、時間が経過すると状態が変化し、簡単な洗車だけでは改善できなくなるケースがあります。
だからこそ、コーティング施工後は、
「水を弾いているから大丈夫」ではなく、「水が乾いた後の状態を見る」
ことが大切です。
実際の車では、1~3年後に差が出てくる
コーティングは施工直後だけを見て判断するものではありません。
施工直後は、どのコーティングでも非常にきれいに見えます。
しかし、屋外保管される車の場合、雨、雪、融雪剤、砂、泥、花粉、黄砂、鉄粉など、さまざまな汚染物質にさらされます。
そして、それらが何度も付着・乾燥・洗浄を繰り返します。
Clear Riseでは、施工後しばらく経過した車両や、定期的にメンテナンスを行っている車両を見る機会があります。
そこで感じるのは、
施工直後の水弾きだけでは分からない「経年後の塗装状態」の違いです。
特に当店で施工しているナノカーボン系コーティングでは、一般的な撥水系コーティングと比較して、水あかやスケールが目立ちにくいと感じる車両が多くあります。
もちろん、保管環境や洗車頻度によって結果は変わります。
コーティングだけで汚れを完全に防ぐことはできません。
重要なのは、汚れが付着した後に、どのような状態になりやすいのかということです。
「硬化型コーティングだから水シミが多い」は正しくない
「硬化するガラスコーティングは水シミが付きやすい」
という説明を聞くことがあります。
しかし、これは少し単純化しすぎた考え方です。
コーティングが硬化すること自体が、水シミの原因になるわけではありません。
実際には、
- コーティングの化学的性質
- 表面エネルギー
- 水滴の状態
- 水滴の残り方
- 汚染物質の付着
- 保管環境
- 洗車頻度
- メンテナンス方法
など、複数の要因が関係します。
そのため、
「ガラスだから水シミが多い」
「セラミックだから水シミが少ない」
と単純に分類することはできません。
コーティングを選ぶときは「水弾き」だけを見ない
コーティングの比較では、
「撥水角○○度」
「超撥水」
「水がコロコロになる」
という説明に目が行きがちです。
もちろん、これは性能を判断する一つの指標です。
しかし、Clear Riseでは、それ以上に、
「実際に車を1年、2年、3年使ったとき、塗装がどういう状態になっているか」
を重要視しています。
施工直後の水弾きではなく、経年後の状態を見る。
これが、高耐久コーティングを選ぶうえで非常に重要だと考えています。
ウォーターデポジットと「花粉シミ」は同じではありません
そして、札幌・北海道で車を使用するうえでもう一つ注意したいのが、花粉によるシミです。
花粉シミは、見た目だけでは水あかやウォーターデポジットと区別しにくい場合があります。
しかし、原因は同じではありません。
ウォーターデポジット
水滴が乾燥することで、そこに含まれていたミネラルなどの成分が残り、白っぽい輪ジミやスケールとして付着するものです。
花粉シミ
車のボディに花粉が付着し、雨や結露などによって水分を含んだ後、乾燥や温度変化などの影響を受けることで、花粉由来の成分が塗装面に残留・固着し、シミ状になることがあります。
つまり、
見た目が似ていても、原因が違う場合があります。
そのため、「シミがあるから水あかだろう」と決めつけて処理するのはおすすめできません。
花粉シーズンは「早めの洗車」が重要
北海道では、春から初夏にかけて花粉の影響を受ける車が増えます。
花粉がボディに大量に付着した状態で雨が降り、その後に乾燥すると、シミの原因になることがあります。
特に、
- 屋外駐車
- 黒・濃色車
- 春先に洗車する機会が少ない
- 花粉が大量に飛散する時期
などは注意が必要です。
コーティングを施工していても、花粉そのものを完全に付着させなくすることはできません。
コーティングは塗装を保護するための重要な役割を持ちますが、汚染物質をゼロにするものではないからです。
だからこそ、花粉シーズンには、
「付着させない」よりも「付着したものを長期間放置しない」
という考え方が重要になります。
シリコンとシリコーンは別物です
コーティングの話をしていると、「シリコン」という言葉が出てくることがあります。
ここで注意したいのが、シリコン(silicon)とシリコーン(silicone)は化学的には別物だということです。
コーティング業界では、この2つが混同されて説明されているケースもあります。
コーティングの性能を判断するときは、名称だけを見るのではなく、
どのような材料が使われ、どのような被膜を形成し、実際の使用環境でどのような状態になるのか
を見ることが重要です。
本当に見るべきなのは「施工直後」ではなく「数年後」
カーコーティングは、施工した瞬間が完成ではありません。
むしろ、
施工から1年後、2年後、3年後に塗装がどのような状態を維持しているのか。
ここに本当の性能差が出てくるとClear Riseでは考えています。
どれだけ水を弾いていても、水滴が残りやすく、スケールが蓄積し、結果として塗装面の美観を損なってしまえば、長期的なメリットは小さくなってしまいます。
反対に、施工直後の派手な水弾きだけではなく、汚れが蓄積しにくく、メンテナンスによって良好な状態を維持しやすいことも、高耐久コーティングに求められる重要な性能です。
Clear Riseが考える「良いコーティング」
Clear Riseでは、単純に「一番水を弾くコーティング」をおすすめしているわけではありません。
お客様の車の色、保管環境、使用頻度、洗車頻度、北海道特有の気候などを考慮したうえで、
「数年後も塗装をきれいな状態に維持できるか」
という視点からコーティングを考えています。
特に札幌では、
- 冬の融雪剤
- 春の花粉
- 黄砂
- 夏の強い紫外線
- 雨や水道水によるスケール
- 屋外保管
など、車の塗装にとって厳しい環境が重なります。
だからこそ、施工直後の水弾きだけではなく、長期的な塗装状態まで考えたコーティング選びが重要です。
コーティング選びで迷っている方へ
「撥水と疎水、どちらがいいの?」
「ガラスコーティングとセラミックコーティングは何が違う?」
「ウォータースポットが心配」
「花粉シミができてしまった」
「今のコーティングの上からメンテナンスできる?」
このような疑問がありましたら、ぜひご相談ください。
Clear Riseでは、施工直後の見た目だけではなく、数年後の塗装状態まで考えたカーコーティングをご提案しています。
当店で施工してメンテナンスを放置されていませんか?
落ちてしまったと思っていませんか?
メンテナンスにお持ち込みください。
保証期間中「コーティングは剥がれていません!」
もう一度言います「コーティングは剥がれていません!」
またカーコーティングをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。
今回も長文になりましたがお付き合い頂きありがとうございました。


