セラミックコーティングは「硬さ」や「厚み」だけで選んではいけない?

シミ・耐久性・メンテナンスから考える、本当のコーティング性能

皆さんこんにちは。今回はセラミックプ〇やファイ〇ラボを代表とする

セラミックコーティングについて商売抜きに正直にぶっこんでいきます。

※これはあくまでも一施工者の「つぶやき」で商品を否定するものではありません。

「セラミックコーティングはガラスコーティングより硬い」

「厚みのある被膜だから傷が入りにくい」

「塗装との密着力が強く、コーティング自体の結合力も強い」

「3年、5年、7年と長期間持続する」

セラミックコーティングを検討すると、このような説明を目にすることがあります。

確かに、セラミックコーティングには優れた特性があります。

しかし、実際にセラミックコーティング施工車のメンテナンスを行ってきた私たちが感じるのは、

「硬い」「厚い」「結合力が強い」ということと、実際の車両で長期間きれいな状態を維持できることは、必ずしも同じではない

ということです。

今回は、実際のメンテナンス現場で見てきた水シミ・水あかの問題を中心に、セラミックコーティングについて考えてみたいと思います。


セラミックコーティング=水シミができない、ではありません

当店では、これまでさまざまなコーティング施工車のメンテナンスを行ってきました。

その中には、セラミックコーティングが施工され、

  • 高硬度
  • 厚膜
  • 高い耐薬品性
  • 塗装との強い密着
  • コーティング被膜自体の強い結合

などを特徴としているお車もあります。

しかし、実際に入庫した車両を確認すると、

水あかやウォータースポットがかなり進行している

というケースがあります。

さらに、長期間固着した水シミになると、一般的な水あか除去剤を使用しても簡単には除去できない場合があります。

ここで重要なのは、

「コーティングが高性能だから水シミができない」ということではない

ということです。


「耐薬品性が高い」と「水あかが落ちる」は別の性能

セラミックコーティングの説明でよく出てくるのが「耐薬品性」です。

これはコーティング被膜が薬品によって劣化・変質しにくいという性能です。

しかし、

耐薬品性が高いことと、水あかが付着しにくいことは別問題です。

水滴がボディ上に残り、乾燥すれば、水に含まれているミネラルやさまざまな汚染物質が残留します。

それが繰り返されることで、水あかやウォータースポットにつながります。

つまり、

耐薬品性が高い
= 水シミができない

ではありません。

また、

耐薬品性が高い
= 水あか除去剤を使用すれば簡単に水シミが取れる

ということでもありません。


「厚みがあるから傷が入らない」わけでもありません

膜厚についても同じです。

厚い被膜には、それなりの意味があります。

しかし、

膜厚が大きい=傷が入らない

という単純な話ではありません。

実際の洗車傷やスクラッチには、

  • 被膜の硬度
  • 被膜の柔軟性
  • 塗装との密着性
  • 表面の摩擦特性
  • 洗車方法
  • 付着した砂・ホコリの状態

など、さまざまな要素が関係します。

厚みがあるからといって、砂やホコリを引きずった洗車傷を完全に防げるわけではありません。

コーティングはあくまで塗装を保護するためのものであり、傷を完全に防ぐ鎧ではありません。


「密着力が強い」「結合力が強い」=長期間きれい、ではありません

セラミックコーティングでは、

塗装との密着力

や

コーティング被膜自体の結合力

が強いことが特徴として説明されることがあります。

これはコーティングの重要な性能です。

しかし、どれだけ塗装との密着が強く、コーティング自体の結合力が強かったとしても、

車が屋外で雨や雪、紫外線、黄砂、花粉、砂ぼこりなどにさらされ続けることによって生じる「汚れ・水シミ・水あか」まで防いでくれるわけではありません。

被膜が残っていることと、

「施工直後のような美観を維持できていること」

は別の話です。

ここを混同しないことが、コーティング選びでは非常に重要です。


「3~7年耐久」という言葉にも注意が必要です

セラミックコーティングでは、「3年」「5年」「7年」などの耐久性・保証期間を表示している商品があります。

しかし、

3~7年保証=3~7年間、施工直後と同じ性能・美観を維持できる

という意味ではありません。

実際の車両では、使用環境や保管状況、洗車頻度、メンテナンスの有無によって状態は大きく変わります。

そして当店が実際のメンテナンス車両を見てきた経験から感じるのは、

セラミックだからといって、数年経過した車両の状態が他のガラス系コーティングと劇的に違うとは限らない

ということです。

もちろん製品によって性能差はあります。

しかし、「セラミック」という名称だけで、数年間ほぼノーメンテナンスで美観を維持できると考えるのは注意が必要です。


セラミックコーティングほど「メンテナンスのタイミング」が重要

そして、私たちが特に重要だと考えているのが、

メンテナンスを行うタイミングです。

水あかや水シミは、付着した直後であれば比較的対処しやすいものでも、時間の経過とともに固着・蓄積していきます。

一度進行してしまうと、単純な洗車では落とせなくなり、場合によっては通常の水あか除去剤でも簡単には除去できません。

つまり、

「汚れてからメンテナンスすればいい」

では遅い場合があります。

だからこそ、セラミックコーティングを施工した車両では、メンテナンスのタイミングが非常に重要になります。


適切なメンテナンスは「最低でも半年に一度」を目安に

当店では、セラミックコーティングを施工した車両であっても、基本的には最低でも半年に一度程度のメンテナンスをおすすめしています。

これは「半年経てば必ずメンテナンスが必要」という意味ではありません。

駐車環境、走行距離、洗車頻度、季節、水質などによって車両の状態は大きく変わるためです。

しかし、

「セラミックだから1年間何もしなくても大丈夫」

という考え方はおすすめできません。

特に屋外保管のお車では、雨や雪、黄砂、花粉、紫外線などの影響を受け続けます。

水シミや水あかは、目に見えてから対処するのではなく、固着・蓄積する前に適切なメンテナンスを行うことが重要です。


DIYで適切なメンテナンスができる方は別です

もちろん、すべてのお客様が半年ごとに専門店へメンテナンスに出す必要があるという意味ではありません。

ご自身で、

  • 正しい洗車方法を理解している
  • 水あか・スケール・鉄粉などの汚れを適切に判断できる
  • コーティングに適したケミカルを選択できる
  • 使用する薬剤の特性を理解している
  • コーティング被膜を傷めない方法で処理できる
  • 汚れの状態に応じて適切なタイミングでメンテナンスできる

という方であれば、DIYで状態を維持することも可能です。

ただし、これは**「洗車ができる」ということとは少し違います。**

コーティング施工車のメンテナンスには、汚れの種類を見極め、それに合った処理方法を選ぶ知識が必要になります。


メンテナンスをしなければ、セラミックでもウォータースポットはできます

ここは、ぜひ知っておいていただきたいポイントです。

セラミックコーティングだからといって、メンテナンスをしなくても水シミができないわけではありません。

雨が降れば水滴が付きます。

洗車をすれば水滴が付きます。

その水滴が乾燥すれば、水に含まれる成分が残ります。

そして、それが繰り返されれば、

セラミックコーティングでもウォータースポットが形成されることがあります。

つまり、

セラミックだから水シミができない

のではなく、

セラミックであっても、適切な管理をしなければ水シミは発生する

ということです。

これはガラスコーティングでも基本的には同じです。


「セラミックだから安心」というイメージだけで選ばない

コーティングを検討するとき、

「セラミックだから一番丈夫」

「厚いから傷が入らない」

「硬いから安心」

「耐薬品性が高いから汚れも落としやすい」

「5年保証だから5年間きれいなまま」

というイメージを持ってしまうのは、無理もありません。

しかし、これらはそれぞれ別の性能です。

硬度

膜厚

密着力

結合力

耐薬品性

撥水性

防汚性

水シミへの耐性

メンテナンス性

これらを一つにまとめて「高性能」と考えるのではなく、それぞれを分けて考える必要があります。


机上の論理やイメージではなく「実際にどうなるか」

コーティングを選ぶときに最も大切なのは、

施工直後のスペックだけではなく、実際に車へ施工した後、時間が経過するとどうなるのか

ということではないでしょうか。

施工直後は、どんなコーティングでも艶があり、撥水も良好です。

しかし、本当に見るべきなのはその先です。

1年後はどうなのか。

2年後はどうなのか。

3年後はどうなのか。

そして、

水あかや水シミが付いたとき、適切なメンテナンスによってどこまで回復できるのか。

ここまで見なければ、本当の意味でコーティングの性能を判断することは難しいと考えています。

カタログに書かれた数字や、施工直後の撥水状態だけで判断するのではなく、実際の使用環境と、その後のメンテナンスまで含めて考えることが重要です。


コーティングは「施工したら終わり」ではありません

どんなに優れたコーティングでも、施工しただけで塗装が永久にきれいな状態を維持できるわけではありません。

特に水シミ・水あかについては、コーティングの種類だけではなく、

  • 駐車環境
  • 洗車頻度
  • 水質
  • 季節
  • 雨や雪
  • 黄砂
  • 花粉
  • 洗車方法
  • メンテナンスのタイミング

などが大きく関係します。

だからこそ、コーティングを選ぶときには、

「何年持つのか」だけではなく、「その期間、どのように維持するのか」まで考える必要があります。


ClearRiseが考える、本当のコーティング選び

私たちは、コーティングを単純に

「硬い・厚い・強い」

だけで評価することはありません。

もちろん、それらの性能を否定するものではありません。

重要なのは、それらの性能が実際のカーライフの中でどのようなメリットにつながるのかです。

コーティングは、施工直後がゴールではありません。

1年後、2年後、3年後に、お客様の車がどのような状態になっているのか。

そして、

その状態を適切なメンテナンスによって維持・回復できるのか。

私たちは、そこまで含めてコーティングの価値だと考えています。


コーティングで後悔しないために

コーティングは決して安い買い物ではありません。

だからこそ、施工直後の艶や撥水だけではなく、

「数年後にどうなっているのか」

まで考えて選んでいただきたいと思っています。

「セラミックだから水シミはできない」

「厚みがあるから傷は入らない」

「耐薬品性が高いから水あかも簡単に落とせる」

「3~7年保証だから、その間はメンテナンスしなくても大丈夫」

こうしたイメージだけでコーティングを判断するのではなく、実際の使用環境とメンテナンスまで含めて、自分の車に合ったコーティングを選ぶことをおすすめします。

ClearRiseでは、施工だけでなく、施工後のメンテナンスまで含めて、お客様のお車を長期的にきれいな状態へ導くことを大切にしています。

現在施工されているコーティングの水あか・水シミでお困りの方も、コーティングの状態によって適切な対処方法が異なります。

「セラミックコーティングを施工したのに水シミが取れない」

「メンテナンスをしているのに水あかが増えてきた」

「コーティングがまだ残っているのか分からない」

このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

札幌市のカーコーティング専門店 ClearRise

コーティングは、施工直後のスペックだけではなく、その後の現実まで考えて選ぶことが大切です。

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